仲値と売り値・買い値の意味

TTM(仲値)やTTS、TTBとは?

仲値、買い値、売り値の意味

 

これから外貨預金をする場合に、

  • TTM(仲値)
  • TTS
  • TTB

という言葉を聞くことがあるかと思います。

 

少し難しい用語ですが、今後のために、これらの意味を学習しておきましょう。

 

為替相場は変動制と述べましたが、実際に私たちが銀行と取引をする際に毎秒動いている為替を使って取引するのは大変です。

 

そこで、登場するのが、先ほどの用語です。

 

ザックリ言うと

外貨を買う時のレートと売る時のレートは違います。

 

買う時のレートはTTSといい、売る時のレートはTTB、その中値をTTMと言います。

 

TTM(仲値)とは?

まず仲値とは、銀行が外国為替取引をする際に、顧客に対して基準として用いるレートのことです。

 

ですから、一般的に公開されているレート(ニュースで発表されているレート)がTTMです。

 

仲値のことをTTM(Telegraphic Transfer Middle rate)とも言い、銀行が朝9:55分頃の為替レートを参考に決定します。
※後で説明していますが、この金額は銀行・通貨によって多少異なります

 

ちなみに、TTM(仲値)は10万ドル未満の外国為替取引きに使われるレートで、10万ドル以上の取引きの際は個別に値決めされます。

 

TTS(買い値)の意味

次に買い値の意味となるTTSですが、これは銀行が顧客に対して外貨を売る(円を外貨にする)際に用いられる為替レートです。

 

外貨を買う時のレート(TTS)は中値(TTM)に比べて高くなります。
ドルで言えば、1ドルあたり20銭程高くなります。

 

大手銀行では、先ほど登場したTTM(仲値)+1円がTTS(買い値)です。※米ドルの場合
この1円は銀行への手数料となります。

 

※TTSはTelegraphic Transfer Selling rateの略

 

TTB(売り値)

そして最後に売り値のTTBですが、これは銀行が顧客に対して、外貨を買い取る(外貨を円にする)際に用いられる為替レートです。

 

外貨を売る時のレート(TTB)は中値(TTM)に比べて安くなります。
TTSと同じように20銭程安くなります。

 

これが何を指しているかというと、買った時点は20銭高く買わされ、売る時は20銭安い値段で売ることになります。
つまり、買った時点で40銭の損失が出ていることとなります。

 

今度は、仲値−1円がTTB(売り値)※大手銀行で米ドルを取引した場合

 

※TTBはTelegraphic Transfer Buying rateの略

 

事例

例えば、

  • 仲値が1米ドル=100円
  • TTSが1米ドル=101円
  • TTBが1米ドル=99円

とします。

 

もしも100米ドル購入するなら100×101(TTS)=10100円必要ですが、100米ドルを円に戻すと100×99(TTB)=9900円となります。

 

この仲値との差は銀行への手数料として支払われることになります。
そのため、外貨預金ではTTB及びTTSとTTMとの差が少ないほうが有利となります。

 

利益を出す為には?

外貨を購入して、得をするには、まずこのTTSとTTBの差額の分以上の円安になる必要があります。

 

TTMが1円円安になったとしても、実質的な儲けは60銭となります。

 

外貨預金取引をする際は必ずTTSレートとTTBレートが出ていますので、いくら円安になったからと言って、そのTTSとTTBの差額分円安になっていなければ損失となってしまいますので注意が必要です。

 

他の銀行や米ドル以外

上記で大手銀行で米ドルを取引した場合、買い値と売り値は、仲値に1円を足したり引いたりした金額でしたが、これは常に1円なのでしょうか?

 

実は各銀行、そして各通貨によってまったく異なってきます

 

こちらで通貨別の外貨預金の片道手数料をランキング化していますが、これがネットバンクで仲値に足し引きされる手数料です。

 

米ドルだと9銭という銀行もあり、大手銀の1円とは10倍以上も手数料が安いです。
つまり、TTS(買い値)とTTB(売り値)が、投資家にとって有利な条件になるということです!

 

ですから、なるべくなら買い値と売り値の負担が小さくなるネットバンクを利用して外貨預金をすることをお勧めしています。

スポンサード リンク